上場準備の経理体制づくり
ショートレビューで経理体制の課題を指摘された会社や、これから監査法人・証券会社を選ぶ会社の経理責任者に向けて、月次決算の手順、会計方針、予算統制の仕組みを上場審査と監査法人の監査で説明できる形に整え、各種説明資料とⅠの部の経理の状況に書ける状態にします。
ご相談の多い状況
- ショートレビューの報告書を受け取り、指摘事項への対応計画と担当者を決める段階の会社
- 月次決算の締めに時間がかかり、取締役会への報告が翌月の後半になっている会社
- 税法基準で決算を組んできたため、収益認識や引当金、税効果の処理を会計基準に合わせる必要がある会社
- 監査法人・主幹事証券会社の選定前で、何から準備するかを決めたい会社
支援の範囲
| 支援項目 | 作業と成果物 |
|---|---|
| ショートレビュー後の課題整理 | 報告書の指摘事項を経理・規程・システムの区分に分け、対応する担当者、期限、完了の判断基準を課題管理表にまとめます。 |
| 月次決算の早期化 | 締めの工程を日別に書き出し、待ち時間の長い工程と手作業の集計を特定して、決算スケジュール表と月次決算の手順書を作り直します。 |
| 会計方針の見直し | 収益認識、賞与引当金、税効果、減損、資産除去債務、リースなどの論点ごとに現行処理と会計基準の差を一覧にし、影響額の試算と監査法人との協議用の検討資料を作ります。 |
| 予算統制の仕組み | 年度予算と月次の予算実績差異の分析表の様式、差異の説明を取締役会に報告する手順、予算の修正を承認する手続を決め、予算管理規程の改定案を作ります。 |
| 各種説明資料の経理部分 | 月次決算の取りまとめ日数、予算統制の方法、財務報告に係る内部統制の準備状況など、経理が答える記載項目の原稿と根拠資料を用意します。 |
| Ⅰの部の経理の状況 | 財務諸表と注記の原稿を作成し、経営指標等や本文の数値との突合表を添えて、監査法人と主幹事証券会社に提出できる形にします。 |
| 経理の業務分担と規程 | 経理規程・職務分掌規程・職務権限規程のうち決算と支払に関わる条文を、実際の承認者と照合して改定案を作ります。 |
進め方
- 01
無料相談(30分)
- 当社が行うこと
- 決算期、上場予定の市場、監査法人・証券会社の選定状況をお聞きし、支援の対象にする業務の範囲をお伝えします。
- お願いすること
- 直近の決算書と、ショートレビューを受けている場合はその報告書をお手元にご用意ください。
- お渡しするもの
- 次の段階でお預かりする資料の一覧
- 02
資料の受領と現状の把握
- 当社が行うこと
- 受領資料を確認し、経理責任者へのヒアリングを行って、月次決算の工程と会計処理の現状を把握します。
- お願いすること
- 直近の試算表、月次決算のスケジュール、経理規程、ショートレビュー報告書(受領済みの場合)をご提供ください。
- お渡しするもの
- ヒアリングの記録
- 03
課題一覧とお見積り
- 当社が行うこと
- 受領資料とヒアリングの結果から課題一覧を作り、対応する課題の範囲に応じてお見積りします。
- お願いすること
- 対応する課題の範囲と優先順位を決めてください。
- お渡しするもの
- 課題一覧、見積書
- 04
課題ごとの対応
- 当社が行うこと
- 課題一覧の順番に、手順書・検討資料・規程の改定案を作ります。
- お願いすること
- 会社の担当者による内容の確認と、決裁を経た運用の開始をお願いします。
- お渡しするもの
- 月次決算の手順書、会計方針の検討資料、規程の改定案
- 05
監査法人・証券会社への説明資料
- 当社が行うこと
- 対応した課題ごとに、何をいつ変えたかを示す説明資料と根拠資料の一覧を作ります。
- お願いすること
- 監査法人・証券会社への提出は会社から行ってください。
- お渡しするもの
- 説明資料と根拠資料の一覧
お渡しする成果物
- ショートレビュー指摘事項の課題管理表
- 月次決算スケジュール表と月次決算の手順書
- 会計方針の論点一覧と影響額の試算表
- 予算実績差異の分析表の様式と予算管理規程の改定案
- 各種説明資料の経理部分の原稿
- Ⅰの部の経理の状況の原稿と数値の突合表
AIの使い方
月次決算の工程の書き出しや、契約書から収益認識・リースの論点を拾う作業、増減分析のコメントの下書きには生成AIを使い、作業の時間を短くします。会計処理の判断、影響額の確定、監査法人との協議での説明は公認会計士と会社の経理責任者が行い、AIの出力をそのまま数値や記載に使うことはしません。
費用
支援の範囲と期間に応じてお見積りします。最初の30分のご相談は無料です。
よくある質問
監査法人や証券会社が決まる前から相談できますか。
相談できます。監査法人・主幹事証券会社の選定前の段階から支援する案件もあり、その場合はショートレビューまでに整えておく経理の手順と資料を先に決めます。
ショートレビューを受けた監査法人とは別の立場で支援を受けて問題はありませんか。
会社の経理体制を整える作業は会社側の業務であり、当社は会社の依頼を受けて手順書や検討資料を作成します。監査法人の判断に代わるものではないため、会計処理の最終的な取扱いは会社が監査法人と協議して決めます。
費用はどのように決まりますか。
支援する課題の範囲と期間に応じてお見積りします。課題一覧と見積書は、資料をお預かりしてヒアリングを行った後にお出しします。最初の30分のご相談は無料です。